Jabal Nebo [Jordan]
Jabal Nebo : Canon IXUS 230 HS |
Jabal Nebo
ヨルダンも5日目となり残りわずかです。
前日、ヨルダンの最南端の街、アカバまで来ましたが、
今日はひたすら北を目指します。
アカバから死海までは、ずっと谷状の地形になっている
のですが、ここは大地が裂けているからでアフリカ大陸
から続いている大地溝帯の一部です。
これから行く死海は大地溝帯の北端に位置していて、
海抜は-418m。地表で最も低い場所です。
この死海は流れ出る川が無いため、塩分濃度が30%も
あり、魚が生きることが出来ないためこのような名前と
なっています。それと、ここは塩分濃度が高いのでどんな
人でも浮くことができます。
なので、対岸のイスラエルまで泳いで行くことも可能ですが、
実際は途中で撃たれてしまうようです。(汗)
という訳で、死海に到着後、浮遊体験をしたのですが、最初
は体が回転してしまい、うまく浮くことができませんでした。
でも、コツを覚えれば誰でも浮くことはできると思います。
それと、新聞を持って浮くのは最初は無理かな。体に傷が
あると非常に沁みます。水は苦くて飲めません。
以上が注意点です。お風呂で真似をしないようにしましょう。^^
アカバを出発します。写真の奥はイスラエル 北上すると死海が見えてきました。対岸はイスラエルです。
エイラートの街並みです。
翌日はネボ山を目指します。 ネボ山にあった何かの記念碑。(汗)
見晴らし台にあった位置図です。ベツレヘム、 ネボ山からの眺め。左が死海、奥がイスラエルです。
エルサレムなどが表記されています。
キリスト教徒の街 マダバに到着です。 雰囲気は他の街と変わりません。
何と書かれているのか未だに解りません。 聖ジョージ教会に到着です。
数字だけは読めるようになりましたが・・・。
教会の入口です。この中に有名なモザイクが モザイク画の半分は地震で欠けてしまったようです。
あります。
そして、最終日(6日目)はネボ山とキリスト教徒の街マダバ
を見学してヨルダンのツアーは終了です。
ネボ山は旧約聖書に登場するモーゼがシナイ半島で十戒を
授かった後、「約束の地」の目前で亡くなったのが、このネボ
山だといわれています。ですので、ここはキリスト教徒の巡礼
地になっています。
そして、すぐ近くの小さな街マダバに到着です。マダバは
ヨルダンで一番キリスト教徒が多い街で人口75,000人の内、
半数がクリスチャンだそうです。ここは6世紀のパレスチナの
地図が描かれたモザイク画があるところで有名なところです。
ヨルダンを約1週間かけて周りました。通常はシリアなどの
他国との組み合わせが多いのでヨルダンはペトラあたりしか
行かないようですが、今回はヨルダン一カ国のみということで、
普通のツアーではあまり行かないところにも行けたのは良
かったかな。
久しぶりの旅行で楽しめましたが、中東近辺は行ける内に
行かないと駄目というのが今回の教訓です。次はどこだ。
【ヨルダンの豆知識】
人口 595万人
面積 8万9000㎡(日本の約4分の1)
民族 アラブ人98%
宗教 イスラム教スンニ派92%、キリスト教6%、他
言語 アラビア語
通貨 JD1≒¥109
(2012年5月撮影)
ヨルダンの写真を載せました。fotologue
Aqaba [Jordan]
Aqaba Fort : Canon EOS 350D |
Aqaba
ヨルダンの4日目後編です。
ワディ・ラムでジープ・サファリをしたあとヨルダンの
最南端都市アカバに到着です。
アカバは人口11万人の港町で、ヨルダンで唯一
外海(紅海)に面している場所です。
海を挟んでイスラエルのエイラート、エジプトのタバ
などと対します。古来よりアフリカ、アラビア半島に
繋がる地の利を生かして海上貿易の拠点として、
イスラム布教後はメッカ巡礼の中継地として栄えま
した。
近年では、アラビアのロレンスのアカバ攻略戦の舞台
になったことでも有名になったようです。
ここでも「アラビアのロレンス」が出てきましたネ。では、
映画の撮影も行われて、唯一の見所?のアカバ要塞
に行ってみましょう。
2001年に街全体が免税エリアになってどんどん発展 ロータリーの標識です。アラビア語は読めません。
しているそうです。 外国では信号機を設置しないでロータリーの交差点
が多いですね。
何故か馬が歩いてました。 モスクです。ヨルダンでは基本的に外国人は中に
入れないようです。
かなり暑かったので地元の人が沢山泳いでました。 公序良俗に反する画像はありません。^^
アカバ要塞に到着です。お金を徴収する人がいなかった でも、何も無くてつまらなかったです。
のでタダで入れました。(汗)
帰り道、スークに行こうと思いましたが暑くて ホテルの部屋から見えたアカバの町並みです。
諦めました。
アカバはリゾート地として栄えていますが、これと
いった見所は殆どありませんでした。
でも、紅海の珊瑚礁が美しいようなので、マリン
スポーツを楽しむ方には良いところではないで
しょうか。
ヨルダンの一般的なツアーでも、アカバまで行くの
は、なかなかないようです。
マイナーな場所ですが、ヨルダンを深く知るのには、
良かったのかな。
次は死海を目指します。
ヨルダンの写真を載せました。 fotologue
Wadi Rum [Jordan]
Wadi Rum : Canon IXUS 230 HS |
Wadi Rum
ヨルダン、4日目です。
念願であった、ぺトラ遺跡を観ることができたので、
当初の目的は達成しましたが、実はヨルダンでもう
一カ所行きたかったところがありました。それが、
ワディ・ラムです。
ここワディ・ラムは先カンブリア紀の砂岩層が隆起した
後浸食され「月の谷」と呼ばれる独自の景色が見られ
るところです。
幅は5km、長さ25kmの広さがあり、ベドウィンを率いて
オスマントルコと戦った英軍人トーマス・エドワード・
ロレンスはここに本拠地を置いてベドウィンと生活しま
した。彼の人生を映画にした「アラビアのロレンス」
(1962年英)の撮影もここで行われたそうです。
この映画観てませんが・・・。^^
では、ジープに乗って出発!
ワディ・ラムに近づくと岩山が多くなります。 昔々、ダマスカス(シリア)とメディナ(サウジアラビア)を
結んでいたヒジャーズ鉄道の残りです。殆どの区間は
廃線となりましたが、ヨルダンの一部では利用されてます。
左の大きな岩山が「七つの知恵の柱」だと思います。 ジープ・サファリのスタートです。
といってもトラックの荷台に乗っているだけですが。
ロレンスの泉 岩山の中腹から泉が湧き出ています。
馬に乗るサファリもあるようです。 本日、唯一の見どころ「ハザリ渓谷」に到着です。
紀元前2世紀頃ナバテア人が描いた岩絵だそうです。 この岩山で高さ300mあるそうです。
砂漠の中に巨大な岩山が点在する不思議な景色。
2日前は砂嵐だったようで、天候に恵まれてラッキー
でした。このすごい景色を見ることができて良かった
かな。
ちなみに、ワディ・ラムは2011年に世界遺産に登録
されてます。
この日は、この後ヨルダンで唯一外海(紅海)に面し
ているアカバを目指します。
あと、一回続くかも。
ヨルダンの写真を載せました。 fotologue
Petra "Ed Deir" [Jordan]
Petora
前編に続き、今回はペトラの後編です。
柱廊通りの奥にあるレストランで食事後、さらに奥にある
エド・ディルを目指します。
エル・ハズネは「インディジョーンズ/最後の聖戦」で有名
になりましたが、このエド・ディルは「トランスフォーマー/
リベンジ」の1シーンに出てきました。でも、マニアック(汗)
な映画なのか周りの方に聞いても反応はあまり良くなく
記憶に残ってないようでした。
では、800段とも言われている石段(正確な段数は不明)を
登ります。
早速、山登りスタートです。 ライオン・トリクリニウム まだまだ、続く
途中にある翼を持ったライオンの寺院
陽射しが強いのでかなり暑かったです。 写真では分かりにくいですが、 風の力でこのような形になったのかな。
かなりの高度があります。
The Monastery : Canon EOS 350D |
1時間ほどかけて登るとエド・ディルに到着です。
個人的にはエル・ハズネも楽しみでしたが、このエド・ディル
も非常に楽しみでした。
エド・ディル(修道院)という名前の由来は壁に十字の印が
いくつもあることからという説と4世紀に修行僧がここで修行
したからという説があるようです。
ちなみにエド・ディルはぺトラ最大の建物(といっても岩を掘
り抜いたものですが。)で高さ45m、幅50mあるようで、エル・
ハズネと比較して一回り大きいです。
エド・ディルの上にも壺らしきものが エド・ディルの上にある丘からの眺め 途中にあった祠。何の祠か不明。
あります。
こんなモノが落ちてきたら・・・。ぞ。 カスール・アル・ビント 柱廊通り
ドゥシャラ神を祀った神殿
コリンシアンの墓 アーンの墓 ローマ円形劇場
ぺトラは1日ではすべての遺跡を回ることが不可能な
くらい広いです。行く前に見たい場所を、あらかじめ調
べておくと見逃しが無いと思います。
それとこの日は、ペトラバイナイトと言って夜のエル・
ハズネも見に行きました。
こちらは、月・水・木限定のイベントです。
キャンドルに照らされたエル・ハズネを見ることが出来
ますが、できれば昼間のエル・ハズネを見る前に行った
方がいいと思います。やはり、昼間の方が綺麗かな。
これでペトラの見学は終了ですが、今まで行った世界
遺産のうち深く印象に残った場所の一つとなりました。
(満足度:大です。)
もう、ちょっと続く。
ヨルダンの写真を載せました。 fotologue